クレーンオペレーターの1日

 

 

クレーンオペレーターに興味があるけど、オペレーターの1日はどんな流れなんだろう?
仕事は実際に就職してみないとわからない事が多いですよね。
今回は当社クレーンオペレーターの代表的な1日を少しでも知っていただけるよう流れを書いていきます。

 

目次

  • 出勤〜出庫準備
  • 出庫〜回送〜現場入場
  • 作業確認〜朝礼〜KY活動
  • 現場確認〜クレーン設置〜作業開始
  • クレーン作業開始〜休憩〜作業終了
  • 現場退場〜回送〜帰庫
  • 駐車〜退勤
  • まとめ

 

出勤〜出庫準備

クレーンを停めている車庫へ出勤してタイムカードを押し勤務開始です。
クレーンのエンジンを掛け暖機をしながら窓とミラーなどを拭き、クレーンの始業前点検を行います。
その後無線機や吊り具などの持参物を積み込み、クレーンを走行状態にして出庫準備完了です。

 

出庫〜回送〜現場入場

車庫から出発し、ラフタークレーンを運転して現場へ向かいます。
現場入場時間の指定がある場合は近くの待機可能な場所で時間調整をして入場します。
電話連絡後入場となっている場合は入場前に担当者へ電話連絡をして入場します。

 

作業確認〜朝礼〜KY活動

クレーンを停車して現場事務所へ行き、本日の作業内容やクレーンの設置位置、クレーン使用業者などの確認をします。
KY用紙とクレーン作業計画書の確認と記入を行い現場朝礼に参加します。
朝礼終了後にKY活動を行いますので、クレーン使用業者と一緒にKY活動を行い、作業内容や合図、玉掛方法の確認など最終的な打ち合わせを行います。 

 

現場確認〜クレーン設置〜作業開始

設置場所の地盤や上空の障害物などの確認を行い、アウトリガーを張り出して地盤の養生を行いクレーンを設置します。
その後、ジブが必要であればジブの取り付けを行い、その日の作業に合わせたブーム長までブームを伸ばして作業開始です。

 

クレーン作業開始〜休憩〜作業終了

クレーンは本当に様々な作業に使用しますが、基本的には物を吊って、移動して、降ろす。これの繰り返しです。
殆どの現場が10時に小休憩、12時〜13時が昼休憩、15時頃に小休憩をします。
休憩中はクレーン使用業者の方々と談笑したり、休憩後の作業の打ち合わせを行ったりする事もあります。
作業が終了したらお客様へ終了確認を取り、クレーンを格納して走行状態へ戻し、作業証明書にサインをいただき現場作業は終了です。 

 

現場退場〜回送〜帰庫

現場からクレーンを搬出して車庫へ戻ります。
現場作業が無事に終わりホッと気を抜きたくなりますが、車庫に戻るまでは気を抜かずに運転します。

 

駐車〜退勤

クレーンを所定の位置に駐車してアフターアイドルを行いながら、自分の荷物や持参物を降ろしたり片付けをします。
その後、翌日の現場予定の確認をしますが、作業指示書がある場合は車庫に置いてあるのでそれを確認し、翌日の入場時間や現場までのルート、持参物などを確認して翌日の準備をします。
それと、クレーンが汚れた日は洗車をしたり、作業が早く終わった日はグリスアップや整備、翌日の現場確認に行ったりもします。
全て終わったらタイムカードを押して1日の勤務終了です。

 

まとめ

今回は、代表的なクレーンオペレーターの1日をご紹介しましたが、これはあくまでも一例です。
作業内容によっては、クレーン作業が10分ほどで終了する現場もあれば、昼から始まる現場もあります。
また、依頼があれば夜勤や休日出勤もあり、現場の進行状況によっては急な残業になることもあります。

こうした話を聞くと、「勤務時間外の予定が立てづらい仕事なのでは」と感じる方もいるかもしれません。
確かにそういった一面もありますが、当社ではオペレーター同士が協力し合い、都合が悪い場合は他のオペレーターが交代するなど、柔軟に対応しています。
これは先輩後輩の垣根を越えて、みんなが少しでも働きやすい環境をつくるために、先輩たちが自主的に声を掛け合ってくれているからです。

少し話がそれましたが、クレーンオペレーターの仕事は基本的に一人で現場へ向かい、クレーンを使用する業者の方々と打ち合わせを行い、一緒に作業を進めていきます。
最初は「一人で多くの人と仕事をするのは不安」と感じるかもしれませんが、作業が終わった際に「ありがとう!助かったよ!」や「またお願いします!」と声をかけてもらえる瞬間には、大きなやりがいを感じられる仕事です。